おおきく振りかぶって

笑える試合展開(でも本人たちは真剣)を描いたマンガというのを初めて読んだような気分です。このテンションは三谷幸喜のドラマに近いと思う。

花井はヒットを打ったよ!やったー!でも田島の誉め言葉を気にした(ばかりか、挙句「あいつがそういうのなら」と喜んでみた)り、田島の才能に結果的には頼ってスチール成功させたりと、花井「選手」としてはあんまりかっこよくなかっ……。塁に出てるのは花井なのに、田島のかっこよさが目立ったよ。花井は今後3年間で成長するのかな。このまま、天才田島に負けたままだとなんかせつないよ。

動揺した敵投手の心の乱れをついて、沖がフォアボールで出塁。水谷が打つも相手の好守にはばまれ、一気に2アウト。打線が三橋に回ってきたが、たぶんまぐれでうまいことヒット。一塁を踏んだあとにブレーキが利かず、でんぐり返しに転がる(2回くらい)。阿部ギョッとする。阿部のリアクションがいちいち面白い。そこまで青筋たてんでもいいだろ。

なんか実況中継風に全部書き出してしまいそうなのであらすじ終わり。敵捕手(和さんだか準さんだか)もピッチャーのプライド(動揺している投手に対して、自分がマウンドに行ってなにがしか忠告しようと思ったが、今行くと投手の機嫌を損ねそうだからベンチに戻って言うことにしよう、とか)を気にしてたけど、キャッチャーってほんとにそんなに腹の中でいろいろ考えるものなの?すごいなキャッチャー、女房と呼ばれるだけある。

試合の勝敗はピッチャーのメンタル面に左右されるということか。

1点入って3アウトを取られて次は2回裏、敵の攻撃でページが尽きる。えー……。それを見て身内が「4月発売分で2回裏、5月で3回表、6月で3回裏・・・」と指折り数えて気を遠くしてた。(9-2)回×2+1裏+3月とかやんなよ。

三橋は服を着てた。よかった。でも耳体温計で6度8分、平温としては少し高めらしい?知恵熱じゃないかみたいなことを言われてたが、今後の展開に不安を投じる。