やおいってなに

現実逃避で「やおいってなに」とかこの土日考えていました。途中経過として、腐男子という存在が謎!ところまできてます。

フリートークとかいう雑誌で、ようは「女は受け視点でやおい作品を読んでいる」と断定してるかのような(やおい描き含む漫画家同士の)雑談がありました。そうなのかなあ、と疑問に思って結局今まで引きずっています。ここは私的には、「ボーイズラブ(=オリジナル)は主に受け視点、やおい版権モノのホモパロディ)は受け攻めの視点は混在」と結論付けました。ボーイズラブは設定や属性ありきで、やおいはキャラありきだというところからきています。……とか思ってたけど、昨今の版権ホモパロディは大手サークルと呼ばれる“市場を牽引する力のある供給主”が需要を作っている、と思われるからなあ。なんだなんだ、エロさえあればいいのか?
やおいは、読み手にとって異性であるキャラクター(A)、そのAを能動的に愛するのがA受けであり、受動的に愛されたいのがA攻めであるのかな。A攻めに関しては、読み手は受けに感情移入するから必ずしも受けが男である必然性はないはずだけれど、そこに女キャラが出てくると、読み手は「自分ではない誰か」としてその女キャラを認識するのかな?うーん。

少年漫画を小さいころから読み親しんできた女たちは、もちろん最初は男主人公に感情移入して物語を読み進めるけれど、いつかなにかのきっかけ(たとえば疎外感とか)で、男主人公の心情から気持ちが乖離していく瞬間が生まれるのではないだろうか。浮遊霊だ!

その浮遊霊がいつか守護霊になって作品中のキャラの背後にまわるんじゃなかろうか。守護してるキャラを主役に、そのキャラと絆を持つ他キャラを恋愛関係にすると。女たちは少女漫画も読んでいるから、少年漫画をもってして少女漫画的読み替えを試みてるとも言えそう。

少年漫画で少年キャラクターたちが深い信頼関係を築くのは得てして同年代の男キャラだから(なぜだか女キャラは一番の信頼には値しないらしい)そのまま少女漫画に読み替えたらすっかりホモになっちゃうよ!
かな?

そこで思うのが、この頃は少女漫画を楽しみに読む、と公言している男の増えてきたこと。彼らは誰に視点を重ねて、作品を堪能しているのだろう。客観的に?それはどうだろ。
少女漫画からさらにねじれた位置にあるやおい漫画を楽しみに読む、と公言しているいわゆる腐男子もぼちぼち(ネットでは)増えてきているし、いったい何を楽しみにしてそれらの漫画を読んでいるんだろう?作品中に描かれる恋愛模様だろうなと思うけど。

版権ホモパロディの発生傾向は、元の版権作品の出来不出来には左右されないようだ。その辺も読み解けん。法則がわからん!というか全然関係ないことで頭を悩ましてていいのか私は!予定は!人生は!(ちょっとオーケン風)