クロサギ

やまぴーの窪塚っぽい演技はどうにかならんのか、と思いつつ、今回面白かったです。4年ぶりに会った親友が結婚詐欺師になっていたと。本来のターゲットは親友の姉(これも結婚詐欺師)だが、なんやかんやで最終的にはどちらも潰して証拠ビデオを警察に送りつけて事情聴取に持ち込ませるというオマケつき。詐欺師という犯罪に対してのゆがんだ憎しみが物語の中で表現されてたように見えた。最後、つららに「家族のかたきって何」と聞かれて、家族の死んだ様を思い出しながら泣いたのは、死んだ家族に対する感傷があるのだろうけど、きっかけはやはり親友だった男が詐欺という犯罪に手を染めていたことなんだろう。つららみたいな人間がそばにいると、詐欺師としての黒崎のアイデンティティーが崩壊する危険性があるから、(そこを意識してかどうかは知らんが)つららに「(黒崎が大家であるところのアパートから)出ていけ」と言ったのであろう。
つらら、がんがん黒崎を潰せ!こういう形で主人公に対立するヒロイン像は、私の乏しいドラマ鑑賞歴からいって初めて出会ったタイプです。すごい面白い。黒崎の親友に詐欺られていた、つららの親友であるお金持ちお嬢のゆかりが黒崎に惚れて、登場人物の感情面でもドラマが動いた回でした。
すげえツボにはまった。面白かった。原作のマンガはもっと面白いんだろうなと思った(詐欺の手口がより克明に載ってそう)。買おうリストに入れようそうしよう。