新選組!


あれ?今日って禁門の変じゃなかったの?……と思って検索したら七卿落ちのことだった。

今日、久坂が死ぬのかと思って身構えてたのに!テロップで入江の名前を探して無かったから“入江さんがその他長州藩士だ”とショック受けてたのに。…一年後なのね。そうか。ガク。バカすぎる間違いだ。すみません。
これで長州が怨恨をためて、のちの暴発につながっていくのですね。そう思うと、一度は歴史の舞台から退いたのに、明治になって政治の中枢をちゃっかり占めることになった長州藩ってやり手だねえ。

ところで、『禁門の変』で検索してたら<無断転載・複写・引用、及びやおい作品への利用はお断りします>と書いた歴史サイトがあって微妙な気持ちになりました。歴史はあなたの著作物ですか、と。いきさつを読むと、いろいろわずらわしい目にあったみたいだけど。論文(レジュメ含め)を書くときには孫引きをしてはだめ、と、まず最初に教授から釘を刺されるよなあ。原文を引用したのにそこのサイトを引用したとして難癖つけてこられたらイヤだよな。原文を現代文に置き換えたとして、元が一緒なら訳がかぶることもあるだろうに。

歴史の楽しさって、該当人物の手記とか当時に生きた人の覚書とかを、本屋(古本屋めぐりしたり)で探し出して読み解くところにあるよ。ナマ筆跡・ナマ文章を見る喜びですよ。同じ事件のことを書いてても、微にいり細に入り描写する人もいれば数行で終わらせる人もいて、性格が窺い知れて、なんかが沸いてくるほど楽しいです。

やおい作品については、私は面白いと思うほうです。なんでそのネタでやおいにできるの?とか、たまにびっくりさせられるけど好きだな。ただ、その人物で検索してホモエロページが出てくるとげんなりするよ……。エロがらみのネタをグーグルに拾われてんなよ!猥褻ネタは隠しておくんなせえ。挿入済ホモ絵が出てきたときは頭痛がしました。褥は秘めてこそ!


帰って大河ですが、今日は土方がワルだった。「修羅の道を行くぜ」って楽しげに言うことですか。鴨が起こした事件の責を負って腹を切れと、当の鴨に言われて顔がこわばる新見さん。来週死んじまう。菊川怜は思ったより演技がうまくて幾松役がはまっていると感じた。

近藤のフンじゃない沖田、自分の意思を持って鴨についてったりする沖田って新鮮です。司馬遼以降?ドラマなどでも沖田といえば、いつもニコニコ笑顔で吐血というイメージがあってあんまり人間味を感じなかったんですが、この大河は若者らしくていいです。司馬遼太郎の沖田はかんわいくっていいんだけど、司馬の沖田像を狙って描いたと思われるような沖田像は血が赤くない感じ。