萌えフォビア

たとえばランドセルしょった女児が下半身丸出しで、30代くらいの体のラインがぐだぐだなニートおじさんと、公園で泣きながらガチンコ勝負なマンガとかですか。あくまで二次元での表現のひとつとしてはアリだと思うが、たいていの人ならそういうマンガ(表現)に対しては嫌悪感を抱くだろう。

『性的な表現』ってどの程度のものを指すんだろう?幼女がよだれたらして、それがまた白いから精液とみまがうようなイラストだったりとか、バケツの水がこぼれてなんじゃこりゃおもらしプレイかとか、そういうのがまた偶然描かれたものではなく、もちろん意図的に表現されてて、大きいお兄さんが行きそうな場所でカプセルにつめてフィギュアとして売られてたりとかするアレレベルかな?いや普通に嫌悪されてもしょうがないだろ。知力体力共に劣る子供相手に己の劣情を満たそうとする精神は。

ただ、これらのものを嫌悪する背景には、「二次元でそういう表現を好む人間は、いずれ現実の世界で同等の罪を犯す」と思われてしまう感情があり、また「いかにも成人女性に相手にされなさそうな男がそういったロリエロに興味を示すものである」という思い込みがあるのだろう。それはさすがに違うと思うよ。よくたとえられるけど、「じゃあミステリ好きな人は殺人事件を必ず起こす危険人物ね」というのと同じだよ。幼女強姦を起こす犯罪者はなによりもまず生身の幼女ありきだろう。ヲタは自己帰結してるからそんな犯罪はやらないよ。たぶん。

言いたいことがずれた。

『萌え』のなかに性的な要素が必ず含まれるか、というと決してそうではない。古い表現でいうなら、心がきゅんとなるような対象に萌えを感じるわけで、わざわざすけ乳首みせたりパンスジ見せたりしてもらわんでも萌えは萌えだ。

なので、ロリエロ恐怖症を萌えフォビアと言われてしまうと解せない。カードなんたらさくらみたいな、可愛らしい埴輪絵(黒目がでかくて口が句読点)を『萌えフォビア』と称すならまだ理解ができる。全体にパステルカラーで仔猫のような少女のイラストだとかなら、そういう表現を嫌いな人たちを萌え恐怖症だと言っても違和感がないと思う。


そういえば最近生活に萌えがないな……。昔清涼飲料水(MIU?)についてたボトルキャップフィギュアの深海生物は最高に萌えだったんだけどな。

あ、こないだ神戸屋キッチンにパン買いにいったら、スタッフのお姉さんで笑顔のキュートな子がいて、パン一個買っただけなのにはにかんだような笑顔だったのさ。またあそこの制服がコスプレちっくで現実離れしてて似合ってて可愛かったよおおう。ああいうのも萌えってやつだなあ。ほんと可愛かった。それまでへこんでたんだけど、すっかり忘れた!

それと、得意げに「想定の範囲内」とかいってTシャツの売上アップを図ろうとするかのようなホリエモン、ブログを見に行ったらほとんどがグルメ日記で笑ったつーか「萌え」だったよ。

くすんでた気持ちをスポイトで吸い取るように、可愛らしい人を発見すると毎日が楽しく晴れ晴れとするね。といいつつもしかしたら私はインフルエンザなのかもしゴホゴホ