よみがな

おお振り」って“おおぶり”なの?さっきはてな読んでたらコメントのとこでそう断言してる人をみかけた。私は“おおふり”だと思ってた。

「おおきくふりかぶって」の略称だから濁音になるのはおかしい。きむだくとか言わないだろ。くどがんとか言わんだろ。

と思いながら、うーんでもどっちなんだろ。

例が悪かった。仕切りなおしてたとえば「世界の中心で、愛を叫ぶ」の略は“セカチュー”、漢字で書くなら「世界中」、もうちょっと正確に「せか中」。だれも“せかじゅう”などとは呼ばない。自己中心的な性格は「自己中」、“じこじゅう”と言う人はまず居ない。熟語のなかの『中』は、直前に促音がくる場合をのぞいて“じゅう”と発音しているので、略した言葉をそのまま読むのなら、“セカチュー”は“せかじゅう”でなければならないし、“ジコチュウ”は“じこじゅう”と言われてなければならない。
だが、いずれも略す前の発音のままで読まれているので、一般的には「おお振り」も“おおふり”と読むほうが理にかなっている。

とはいえ、作者がもし「おお振り」を“おおぶり”と呼び馴染んでいるのならおおぶりと呼ぶしかないよな。その辺、どうなんだろ?3巻でおーふりとか書いてたような気はするんだけど。