おおきく振りかぶって5巻

買ってきて晩ご飯のあとに読了。月ごとに読んでいたものをあらためてまとめて読むと、やっぱりいいですね。3回ほどうるっときました。毎月読んで特に何も思わなかったところなんかに感動してみたりとかして、うーん、やっぱコミックス読みのほうが性にあってるわ。(でも毎月アフタ買って読むけどね)

おお振りの感想を読みまわってると、たまに「腐女子狙いのマンガ」などとくさしてるブログに行き当たったりするんですが、それはあれだ、痴漢犯がミニスカ女を見て「痴漢されたがってる女」と決め付けるのと同じで、よく読みもせずにカラーフィルターで物事を判断してる浅はかな読解力だと自ら晒してるようなもんですね。どのへんを指して「狙ってる」といえるんだか。
それはともかく、5巻を読む限りではひぐちアサはまだたくさんの伏線やそれぞれのキャラクターの背景を用意万端整えてあるんだな、と思えました。私は野球がそもそもわからんので判断の仕様がないが、ひとつのストライクひとつのキャッチでも複数のキャラの心情を通して多角的な見方を表現してて、それぞれのキャラが試合終了後、どこらへんに着地してくのかが見当がつかなくて、そこがまた面白味のひとつです。やっぱ試合が終わらんとわけわからん。

あと、梶山力はクラスの人に「うちのトイレにゃリキがある」と歌われてると思いました。