センチメンタルジャーニー

好きだなと思うものはかならず嫌いになるし、嫌いだとカテゴライズしたものはあとで必ず好きになる。自分の心ほどあてにならないものはありません。意識した時点で、その対象物にとらわれているのだろうなと思います。私の成長過程において、私の意識を少々捻じ曲げていった人たちのおかげで、はからずも世界は広がりました。さっきまで桐野夏生を読んでて唐突に思い出しました。
今はもう、そういう不安定なところはほぼ抜けていきました。好きなものはずっと好きだし、嫌いなものはしばらくしたら忘れていって無関心になります。年をとったということか。