おおきく振りかぶって

叶の出てくるシーンで、仕事中にふと上タイトルにある歌詞が(歌詞です)脳裏を回り始めました。三橋が三星に居たならばきっと続いたであろう青春(笑うところ)。でもこの歌このままでいくと三橋視点なんだよな。どう考えても叶のほうがオカシイコなので、ちょっぴりそぐわない気がしないでもない。叶の三橋を見る目線は、天才を見つけて愛でる視線だよな。俺だけが知っている俺だけのスター、的発想というか妄想といおうか。叶の自我のあり方がなんだか奇妙に感じるほど、叶は自分の投手としての才能を信じてないのか?と言いたくなるような。あなたならわかるはず、プラトニックな語らい!!普通に考えれば、叶というキャラが未だに人気があるからあえてシチュエイションを引き伸ばしてマンガに登場さしたのかな、と。

先日前述した花井についての注意点は、個人的に花井にキャラ萌えしかけた矢先のエピソードだったので、「安心して好きになるなよ花井とてひぐちアサのキャラなればこそ(短歌風)」と、まあいましめですな。物語上においての花井が今後、どう動くかに対して注目したわけではない。おそらく彼は一番読者に近い目線を持ったキャラだと思うので、これからも読者の気持ちを代弁するようなセリフを口にしていくと想像しています。どうもいけない、おお振りを読んでると気持ちが15歳になってしまう。
阿部が三橋に送った一通目のメールでそういや爆笑しました。文面は「昨日の試合のことで話がある」、ごく普通なのにね。人間は深読みをする動物なのよね、という言葉が、このマンガにはついてまわるようです。

あと、最後でりおの兄のろかが出てきてました。りおとは似ても似つかぬガチムチ兄貴でした。あんな威圧的な男が榛名をスカウトできるわけがない、と思わず笑ってしまいました。むしろろかの存在が榛名をして、びしょうなんたら高校への進学を敬遠させたと言っても過言にはならなかろう。ろかと榛名の対峙シーンを見てみたいと思ったよ。ひぐちアサならおもしろおかしく描けるはずだよ。

あと、ろかは高校時代はきっとりおとそっくりな美少年だったんだよ!ブラジリアンな人たちって子供の頃はルビーみたいな煌きをもった美形が多いじゃん、でも二十歳越えると男も女も戦車みたいな体つきになるじゃん、あれだよ!ろかは大人になって白龍みたいになったから、りおも大人になったらあごが割れるかもよ?ことおーしゅーみたいになるかもよっ!

ろかの「(りおに対して、)落とし穴掘って(田島を)落とせ」発言、暗喩とも直喩とも取れるのは、これまでに描写されたりおの、脳みそのお花畑さ加減を考慮に入れていいものかどうか(ひぐちがそこを伏線に入れてくるかどうか)の判断で、それぞれ読者が道に迷ってあれこれと予想しているのだろうと思った。りおならほんとに掘りそうだし。というか、ろかのコーチするチームが西浦に勝ったら、りおの先輩たちのいる桐青がさらに弱いってことになって、りおムカつかないか?そうなったらりおは本当に負け犬だよー。

思い出したらまた続けます。でも私はそういって続けたためしがないというか。