ハケンの品格

ヤスコが「大前春子の人格が変わりすぎてて見てて違和感」と言っていた。私は、少しテンションが高いかな?くらいに感じてそんなに気にはならなかった。国税局の査察とかのシーンのがなんとなく違和感だった。2ちゃんねるハケンスレッドを探して読んでみた。誰かが書いていたけど、「マーケティング部」の立ち位置に違和感を感じると。確かにそうだと思った。会社としては力を入れているはずのマケ部にお荷物がそろっていて、そこになぜスーパー派遣の大前を投入する意義があるのかと。公式サイトには「里中主任はボンボンだが業績的には芳しくない。彼のためにマケ部(ある意味左遷)を作ったが今後の業績次第では解雇も有り」的なことが載っていた。やや納得できそうな設定ではあるが、それでも無理がありすぎる感がある。設定というか、説得力に欠ける。ドラマはリアリティとファンタジーの折衝だと思うが、ファンタジーだってある程度のリアリティありきだよなあ。
お薦めドラマにはなり得ないが、一人で時間つぶし程度に見てると楽しいドラマではあります。私としてはドラマの結末は、最終回まで大前さんは誰ともくっつかずに1人でスペインへ旅立ち、東海林主任は大前さんを追いかけてスペイン支社へと転勤し、里中主任は前よりしっかりと仕事が出来るようになればいいよ。森はかわいいから普通に受付業務とかすればいいのに。あと、初回のほうで大前さんと男派遣が、この会社のセキュリティに穴があるとか抜かしてたけど、あんだけでっかい会社で1人一台パソコンを持ってるくらいだったらその手の部門も独立してあるだろうし、外部の人間ががちょちょっと触ったくらいで穴なんか見つけられるはずがないって。ていうか穴があったらすでに侵入されてるって。大前の有能さ(インド人か!)を現すエピソードのつもりかもしれんが設定に無理がありすぎ。