ボーイズラブを読んだよ

古本屋でボーイズラブの小説を買って読んだよ。

キモかったよ。

主人公は高校生、兄が1人両親は他界(あ、他界じゃなかったかもしれん。ハワイかどっかに移住?)、兄の学生時代の友人に片思い、というシチュエイションで、兄は「美人」、主人公は「美人じゃない自分が悲しい」らしいよ。日ごろメガネをかけてて、クラスメイトも主人公の可愛さに気がつかないらしいよ。副業でアイドルをやってるけど、業界の人に「可愛い」といわれても「化粧のせい」だと思ってるらしいよ。
イントロからいきなりなんかの続巻みたいで戸惑ったのと、とにかく主人公が「美人であること」に異様なこだわりを持ち続けてて、こいつオカマかと思ったよ。主人公が男である必然性がまったくないよ。
まあ美人であることに価値観を見出していてもかまわないが、せっかくの小道具、伏線、設定なにもかもが宙ぶらりんで全編にわたってオカマ主人公の「どうせおれなんてウジウジ」で埋められてて(というか文章的には空白が多すぎてすっからかん。一行一文に満たない感じ)、ウジウジならウジウジでとことんウジってれば逆に笑えるのに中学生のポエムレベルで、なんかなー!ボーイズラブってこんなん?よくよく考えたら私、ボーイズラブ小説ってこれまで数冊ほどしか読んだことなかったからなんとも言えん。
男女の恋愛だと思えばすんなり読める本でした。エロシーンになったらいきなり漢字の量が(無駄に)増えてて笑えた。耽美な漢字だらけだから、受けのチンコに気をとられずに読めます=男女の恋愛小説だと思って読めるので、ボーイズラブを読んだことのない人にもオススメ。「漢字だらけ」といいつつ、一般の小説よりかは漢字の量が少ないので気軽に読めるやね。
実はもう一冊ボーイズラブを買ってて、そいつは兄貴かなんかが死んでて、主人公の恋路を幽霊が邪魔する、とかいう話らしいよ。前述の小説とタイトルが似てたので買った。まだ読んでない。

初期のすわゆきさと(須和雪里?って漢字だっけ)みたいな小説を読みたいなあ。「初期の」といってもほんとに初期のしか読んだことがないからこれまたなんとも言えんけど。(横恋慕とかいうやつ)
そういやボーイズラブ小説の本を買うとき、「なるべくおとなしいイラストの」と思いながらチョイスしてレジに持ってったら、レジにて本をひっくり返して会計チェック(ポスチェック)されて、裏表紙の絵が過激だったことにその場で気がついて相当うろたえました。ひどい……!

エロはなくていいから、もっと萌えのあるボーイズラブを読みたいよ。誰の本を読んだらいいんだろう。わかんねえなあ、古本屋で探してるんじゃハナからだめなのかなあ。