やおい

先日アマゾンでボーイズラブのマンガ本を何冊か買って読みました。参考ははてな日記の紹介文で。結構面白かったです。買った中での一番は草間さかえかなあ。
全体にやおい本というのは論理性にかける話ばかりで、気持ちの余裕がないとなかなか読み進められないんだが(年をとるとドラマより報道番組を視聴しがちになるのとおなじ理屈だと思う)、今回も好きか嫌いかの感情を綿密に追う本ばかりだったけど、キャラクターの持つ感性に嫌なところがなかったので楽しく読めた。

世にあるアダルトビデオの類は、男向けの男が抜くビデオなのに、画面に映るのは快感にもだえる女の姿で、あれけっこー謎だと思ったし今も思う。まだヘラチヲシーンでテンコロ舐めながらもだえる女の姿の方が、男的には己の快楽に結びつきそうだと思うんだが(しかしヘラチヲでもだえる女ってありえん。この手のファンタジーには失笑させられる)。視聴する男はあのビデオのどこに感情移入して観てるんだ?移入してないのか?あくまで自分と画面なのか。エロゲの主人公がどこまで行っても黒い影でしか出てこないのと同じように。

アダルトビデオの女側に感情移入して観ている男がいるなら、ボーイズラブの世界にもすんなり入ってこれそうだね。ボーイズラブって男がもだえてなんぼじゃろ!だもんね。
女が読むメディアだからやおい穴が存在するんだ。受けがちんこ舐められてあんあんやんやん言いながらしまいには泣くんだ。
なんでエロゲやアダルトビデオ等、男向けエロメディアのいわゆる攻め側は9割がた不可視化されてるんだろ?ほかの男は邪魔なのか?男はそんなに同性に強い嫉妬を燃やすのか?その一方で有名なエロ男優もいるにはいて、そういった男優が出てくるエロビを観る視聴者は何を思って男優を見てるの?
やおいメディアで攻めが不可視化されてるマンガってあるのかな。