ライアーゲーム最終回

なんだろ。役者も演出も音楽も今までと同じなのに、今回脚本がつまらなく感じた。なんつんだろ、いわゆる中2病みたいなやつ?「信じる」とか「裏切り」とか、浅く感じた。なんか説教臭いし、みんな心情をべらべら喋りすぎだし(小説でもあるけど、悲しい気持ちを抱いた登場人物に「僕は悲しいんです」と言わせたらどんだけ陳腐な出来になるか的な。「僕はこれこれこういう理由で悪いことをやってるんです」的な、「犯人はお前だ!」「ふははバレたかそうだ実は俺だ!」的な)、これ原作もこうなのかな。ひどすぎ。
だましネタもわかりやすすぎ。カード再発行とか読めすぎ。あとエリーはありきたりなパターンにするなら、主催者のジジイを「お父さん」と呼ぶね、と思ってたら、さすがにお父さん呼びは無かったが「あなたの娘」発言があって、ほらやっぱ親子じゃんとげんなりしたりとか。ヨコヤがなんだか中学生くらいの精神構成になってたりとか。
キノコのツンデレは面白かったよ。でもあそこでキノコが過去の自分とナオとのシーンをフラッシュバックして、結果ヨコヤを裏切るシーンにつながるとはどうしても思えない。ご都合主義に走りすぎ。
あと、秋山家の墓のある場所が違和感過ぎ。あんななんもない岬の高台の周りが野っぱらのとこにぽつねんとある意味がわからない。あそこ全部秋山の土地ってこと?だったら納得するけど。ああいうとこに置くなら、ああいう和風な墓は似合わな過ぎだろ。『秋山家の墓』て。親族代々あそこに入ってんのか?
なんかなー今まで面白かっただけに、今回ガッカリだよ。ナオっていう人間は実際現実にいたら、周りを振り回して不幸に陥れるタイプだよ、そのくせ自分は役立たず。最悪。敗者復活戦のときはそれでも(独善的には感じたけど)ナオは、ちょっとかっこよかったんだけどなあ。