初音ミクはジャンルかツールか

コピー機が町のコンビニや雑貨店、本屋その他に置かれるようになって、漫画(文字)同人が爆発的に増えたこと、そういう感触を初音ミクに感じたということ。「なぜわざわざ機械に歌わせる」という疑問は、たとえば漫画でいえば、シナリオを書いたとして、その物語をアニメでやるか実写でやるかの違いだと思う。

音同人が確実に増えるということは想像できる。ミクを使って作るのはカバー曲なのかな、そうすると二次同人なのかな。ミクのほかに、弟や妹が出てきたら(兄や姉はいるみたいだが)、たとえば完全機械音声のサウンドドラマ(?)が作れたりするのかな。

ともかく、音同人の母数が増えたらそこから出てくるプロも増えるわけで、漫画同人の現状から想像してみると、結構わくわくするなあ、というのが今の感想です。ミクとの付き合い方って、いわゆる「ミクの教育」なわけで、オリジナル曲にせよカバー曲にせよ、作ることなわけで、だったらミクに反応するのはその人がおたくなんでしょうよ。作るというのはおたく行為でしょうよ。消費者の支持があればカリスマ、理解すらされなければキモオタ、というだけでしょうよ。他人がどう感じようが本人がやりたいようにやってそれで満足できればおたくの本懐でないかい?そうでもないかい楽しみすぎかい?


ワンカップPという人の作品をこのまとめ動画で知ったんですが、この人は30代後半〜40代くらいの人なのかなあ。「もっと歌わせて2107」(これは初音ミクが来ないネタを微妙に伏線にしているところがいい。あと5拍子がいい)、「こわいペンション」(オチがいい)、「イチゴショート」(まるでミクが甘党の子みたい)の順で好きです。ママローヤルαいいね。この人の歌詞のセンスが大好きです。言葉の選び方も、わかりやすい言葉であるのもいいし、なにより笑いのセンスがいい、嫉妬する(笑)。メイコ使いの人らしくて、メイコの作品もある。アルト声なのかな。
女受けする少年声のボイド(って略してもいいのかな?)が出たら、そんでそれがすごくいい質だったら、音同人は確実に爆発的に増えると思う。ちょっと想像したくないくらいだなあ。多分子供じみた少年声と大人っぽい少年声で発売されたら、そこでいろんな分岐点が来そうだなあ。ミクの声の声質って調整できるのかな?

そういえばニコ動で取り上げられてる歌(組曲とかいって作ってる歌とか)って知らない歌ばかりだと思ってたけど、ほとんどがアニソンだったりゲームの歌だったりするのね。そら知らんわ私、アニメは見ないしゲームもやらないしなあ。電王はわかるんだけど。
ロックマンのやつとかyouとかふぃぎゅあっととかもじぴったんとか、この組曲で知ったよ、かわいい歌だね。