逆説的に

はてな日記で腐男子じゃないけど、ゲイじゃないさんの
自分がBLに求めたい型破り。

BLというのは

1.短いマンガと

2.長たらしい小説、

3.リーマンものが大半をしめ、

4.アナル挿入が最終兵器ボルチオ(ナニを産む気だ)で、

5.受けor攻めが必ず、キモ筋肉なしのこざっぱりした見栄えのする美形で、

6.若くてもせいぜい高1で、35歳定年説(昔SE系で言われてたよね)で、

7.受けは受け、攻めは攻め、乱交ご無用お断りで、

8.恋愛は絶対不可欠重要要素で、

9.本格ミステリ・本格バトル・本格歴史系は恋路を邪魔する不適切表現で、

10.ハッピーエンド大推奨(受けが不幸になるなんてもってのほか)で、

11.よそんちのジャンルからBL畑にいくなんて都落ち以外のなんでもないと。



そんな感じだなあ確かに。ここからはずれたら、商業的には成功しなさそうだ。BL本のイメージというか活用法は、半身浴のときに風呂に持って入る本だな。基本的に読み捨てだし、理屈っぽい本を風呂で読みたくないし、心に残らずそれでいてほんのりと多幸感を味わえるツールって感じかな。とかいって私は風呂ではどんな本でも持ち込んで読むけど。

4のアナル挿入は、確かに、セクス描写でケツ入れがないと、ラスボスを倒さずに強制エンディングを見させられてる感覚にはなるな。あれは儀式だきっと、あのー「受けは攻めの所有物だという刻印が押されました」ってやつだ。大腸が攻めのチムコの形を覚えるんだよ!(ユリア百式
絶対ケツ入れ描写をしない作家と清純派アイドルは同義だよ。落ちぶれたら描くよ脱ぐよ。
個人的にはアナル挿入描写には、あまりエロスを感じない。「対等だと思っていた関係が崩壊する瞬間」という描写のほうが、(比べるなら)エロスを感じるなあ。

5の筋肉orムサイor地味な主人公の物語というのは非常に読みたいです。ゲイマンガではそういう主人公は珍しくない印象があるよ。てかむしろそういうキャラばかりなイメージ。地味むさマッチョって受け?対する攻めはどんなんだろ、美形?インテリ美形×ガチむさの話とか読んでみたい。ある意味マイフェアレディ(笑)的な、調教系の。

6の年齢制限は、BASSOの人のおじいちゃん受け(パパラッチ×政治家)のが良かった。ショタもジジイもそうだが、この6に関してはいわゆる「のびしろ」はありそう。

7の3Pとリバは厳しいだろうなあ。BLは女性誌だろうし、女の人はランコーには萌えないんじゃないかなあ。リンカン描写はよく見たような気がするから、「だったらランコーだって人数的には同じじゃないか」となりそうだが。「嫌がる受けを無理やり人数責め」というのがいいのかな。ランコーは嬉々として行う性処理だからなあ。インラン受けといいつつ、心の奥で他人との交わりを拒絶している受けなのであった、っていう?

8や9は、世間一般に受け入れられるレベルの作品だったらBLジャンル以外で出版されるだろうし、たとえBLジャンルで出ていても遅かれ早かれ一般ジャンルで再出版されると思う。

10のバッドエンドはよっぽど面白くなきゃ読みたくない、って顔してるだろ?答えは訊いてない。



BLというか、子供のころ私は若草物語シリーズや赤毛のアンシリーズ(どちらも続編あり。特にアンは10冊くらい出てる)を読んでたので、ああいう少女小説的なものをたくさん流し読みしたいなと思う。コバルト文庫がそれらシリーズに近い印象があるが、コバルト系じゃなくて、もっとポエミーで、アメリカ開拓時代って感じで、世間摺れしてないさわやかな物語が読みたいと思ったよ今。

追記。少女小説ばかり読むようなハニカミ少女ではございませんよ。同列で筒井康隆とアガサクリスティと畑正憲を読んでおりました。畑正憲のは動物日誌的なもの(牛のザーメンを結婚式の三々九度の酒の代わりに飲んでもいいんじゃないか、みたいな文章がてんこ盛り)、今「タイトルなんだっけ」とwikiを見に行ったら、学生時代の亀井静香畑正憲の飼い犬を勝手に殺して食ってたらしいよ。鬼畜亀井静香