映画いってきた

電王みてきた。夜に行った。夜なら子供はいないだろうと思ったら、何人かいた。席は6割くらい埋まってて、男1割、家族が0.5割、残り女って感じだった。何週か前に洋画を観に行ったんだけど(ディズニー系)、そこの客層と変わんない感じの女ばっかだった。思ったより、普通な客層だったよ。特撮板とか見てると、さも腐系の女がオタ臭ぷんぷんさせて騒いでるイメージがあったんだけど、そうでもなかったよ。きゃあきゃあ言ってる人たちもいたけど、ごく一部だった。ヤスコが「男が来てる!」と驚いてたけどさ、仮面ライダーウルトラマンは、大人の男も観に来るもんだよ。てか基本、男が観る映画じゃねえの?仮面ライダーって。

映画の内容は、なんかちょっとびっくりした。いろいろ詰め込んでて、キャラクタもわんさかいる割りに、それぞれに見せ場を作ってて、さすが靖子だと思った。人間の刑事が物語の最後にカタルシスをむかえるシーンで、はからずも涙した。キバと電王が並んでバイクに乗って疾走するシーンで、キバの変身後のフォーム(?)はかっこいいなあと思った。対する電王のフォーム(クライマックスフォームだっけ)は、なんかのお笑い芸人がパロディをやってる風に見えた。あの、両肩が人面瘡みたいになってるやつ。

キンタロスがとりついたときの良太郎の戦い方が可愛かった(かかとでバーンってやつ)。

なんか、ああこういうのを私は去年一年を通して観てきたんだな、と実感した。なんともいえない気分になった。

映画の内容に、いまいちのりきれないのは、私がスロースターター(?)なせいもあるんだけどさ。しょうがないよな、子供向けだもんな。あとこういう世界に慣れてないせいもあるんだろうな。「え、あ、そうなんだ……」みたいな。あ、アクションはかっこよかった!カーチェイス?とか、後半からのイマジンファンガイア仮面ライダー入り混じっての戦闘シーンとか、迫力あって面白かったです。ライナーもがんがん走ってたし、イメージの暴走で、ライナー同士の戦いもあったし、キバのあのドラゴンビルディングみたいのも出てきて戦ってたし、楽しかったよ。お話のほうも、制限のある時間内で、うまくまとまってたと思うよ。

なんかなあ、まさか、よもや、今になって特撮を好きになるなんてなあ。考えられないことばかり起きるよ。たぶん続かないけどさ……(キバは1話目で挫折しちゃったし。ライダーフォームはかっこいいんだけど、なんか、過去と現在を行き来する演出が、いまいちついていけなくてさ)。