不毛地帯 第3回

壱岐がだんだんと汚れていってる!!!ていうか、会社の巨大な損益につながる事業(飛行機を国に納入できるか否か)の前に、下っ端の人間のクビとか、己の軍人としての矜持だとか(まだ壱岐にはあるよね。記者が勝手に見損なってるだけで)、たいしたことないよね。
ライバル会社の鮫島の息子と自分の娘がほんのり恋仲だったりだとか(視聴者しか知らない事実としての描き方)、来週は同期の桜の川又が仕事場を追われた挙句に自殺フラグとか、鬱ネタはいっぱいあるけど、メインは企業間の争い(ひいては企業戦士の戦い)だから、へこまずに見てられるよ。やばいやばい、誰の立場を取ってみても気持ちがわかるだけにドキドキ感がハンパない。みんなそれぞれ自分の中に正義(善悪って意味じゃなく、生きるためのエゴ)を持ってるからかっこいい!超面白い。ドラマの中の調度品も昭和初期がリアルに再現されてて(ってもよう知らんけど)、映像を見てるだけでうっとりしてくるよ。唐沢はやっぱり壱岐のキャラと合ってないと思うけど、善戦はしてるよ。壱岐は10年前の役所広司とかが良かった。唐沢は鮫島とかが良かった。唐沢はなんか強すぎてイメージが違う。あとちょっと都会的な風貌をしてるから違うと思う。ほかの役者でも、バナナマン設楽とか、古田新太とか、もちろん柳葉とか、みんな過去に国家公務員役してる人たちでちょっと興ざめる。イメージは合うんだけど冒険してないよなあ。
でも面白いもんは面白いよ。画面は暗いけどみてたらなんかしらテンションがあがるよ。半年もあるなんて幸せ。