所感/犯罪者

更生とか、矯正とか、刑務所っていいところみたいだな。凶悪犯や性犯罪を起こす人のバックボーンって劣悪なイメージがあるので、寝食過不足なく健康に生活できる刑務所はきっと彼らにとっては天国でしょ。

被害者には刑務所の生活さえ望めない(だって死んでるし)のに、生きてるからってだけで社会にフォローしてもらえるなんて、浮浪者よりもいい身分だよ。

生きてる人間の権利が最優先だと昔なんかの雑誌で目にしたけど、被害者は殺されたから死んだんであって、人の生きる権利を奪った加害者を、なんで社会が保護しなければならないんだろう。なんでご親切にも更生させてやる必要があるの?人間らしい生活を与えてやる必要があるんだ。

私がもし、親しい人たちを犯罪により失ってしまうことが今後あったなら、と考えると陰鬱な気持ちになる。大事な人が犯罪に巻き込まれてむごい死に方をし、そして加害者がたいしてダメージも受けずにのんきな顔で今も生活してたらと思うと憤懣やるかたないだろう。

犯罪当時未成年で、社会的になんの制裁も加えられずに、ろくに反省もせず、出所時にどこへ行ったのか住所も教えてもらえず、下手したら加害者からの報復を恐れて暮らすのは、辛い。

被害者はかえってこないし、被害者側の身内や友人知人は程度の差はあれ悔恨の念にまみれて暮らすことになると思う。あのときのあの言葉が最後だった、とかなるとかなり鬱だよ。あのときもし引き止めてたら、あの人はあの現場には行かなかったかもしれないし殺されなかったかもしれないなどと思ったら精神的におかしくなりそうだ。

おかしくなるまえに加害者をさっくり殺して(刺し違えてもこのさいかまわない)、自分が刑務所に入ったほうが気が楽だ。

でも実際にその立場になったら、刺し違える気力すらなくなるのかもしれない。仕返ししたところで死人は生き返らないしな。でも死に追いやった犯人がのうのうと生きてんのを見てるのも納得いかないよな。