マイヤヒ

マイヤヒの歌詞の、本来意味する内容をネットで読みました。貧乏国(戦争などが起因)の恋人同士の別れの歌らしい(女が出稼ぎにいく)。Mステは、どうせなら本来の歌詞の意味をテロップに出せばよかったのにね。わざわざ米酒だけをはずすなんて手間をかけなくたっていいのに。一緒に見ていた人が「米酒だけはずされてる」と言うまで私は気がつかなかったよ。黒パン姉ちゃんに気をとられすぎてたよ。

ところで最初の殺人予告は一週間前になるのだけれど、いまだに逮捕されたという報道を見ていません。なぜまだ逮捕されないんだろう?松浦社長はmixiにて「匿名」「匿名」と2chを指して書いているけれど、こと犯罪に関しては2chは匿名になり得ません。これまであそこの掲示板では2桁にのぼる殺人予告が書き込まれたらしいですが、被害届の出ている事件に関してはすべて逮捕されている様子です。匿名であればなんでも出来ると思い込める体質がまず理解できないが、2chが匿名掲示板だと思い込める松浦社長およびavexの人たちは、確かに2chのことに関しては初心者なんだろうなと思う。

ノイズマイノリティという言葉を初めて見たのも2chでした。わたしも大概物知らずなので。2chでの書き込みは、当事者がまともに受け止める必要はないと思うよ。批判や不満に収まらない私怨や嫉妬憎悪に凝り固まった少数の人間が、該当のスレッドに張り付いて何度も何度も愚痴を書き込んでいるんだと思えばいいよ。でも今回はその2chを商業的に利用しようとしたavexが、あまりにもネット文化をなめていたのがいけなかったね。松浦社長は「2ちゃんの匿名文化については今後さまざまなところで論議されるでしょう」と書いているけど、そんなもん今に始まった話でもなかろう。さも自分が初めて定義した話題のようにこの人は書いてるけど。
むしろ、音楽業界の「インスパイヤ」について、真剣に論議されるべきだろう。

今回のことで恐怖に感じたこと(まだ事件は終わりをみせていないが)、それは誰かの創作物がほかの誰かの手によって勝手に著作権を主張されてしまうことに尽きる。これは日常でも体験できる話だ。たとえば私の話、昔ふと思いついて言ったギャグがあったと。言った相手(以下〇〇さん)はすごく笑ってくれて、それをよそで自分が思いついたように言いふらした。違う日違う場所で違う誰かに向かって私が同じギャグを言ったら「それって〇〇さんのギャグだよね」と、私がまるでパクリ者のように責められてしまった。〇〇さんは社交的でいろいろな場所に顔を出す人である。当時おとなしかった私は何も言えずに黙ってしまったとまあ、よくある話です。この場合は金銭問題がからまないのでそこで終わったけれど(そのギャグ自体、こうして書いても思い出せないくらいつまらないネタだったし)。こんなしょうもないレベルの話でさえ個人的には禍根を残すというのに、のまネコ問題くらいことが大きくなると、2chユーザーに限らず問題視する人が増えるのは当たり前だろう。特に何かを創造することによって日々の糧を得ている人間だと脅威に感じるのではないか。