げっそり

何年か前のある日、「マリみてってそういや流行ってるんだっけ、どれ見てみるか」と本屋にいったらマリみてを見つけられなかった。そもそもどの出版社が出してるのか知らなかった。「マリみてってようは吉屋信子花物語だよな」と花物語を探すも見つからず。そこで見つけた
ゆめはるか吉屋信子〈上〉―秋灯(あきともし)机の上の幾山河 朝日文庫 田辺 聖子 (著)

買ってみたら、これがバリバリ百合物語(ノンフィクション)でした。実話というか吉屋信子の一生を書いた話というかドキュメンタリ?か?なもんだから、人間関係がどろどろしてて、かなりきつい。吉屋の彼女が自殺未遂かましたりするし。読んでてしんどかった。途中で挫折しました。文章は田辺聖子だけに読みやすいんだけど、ねちっこさ陰湿さが生理的な嫌悪感をもよおす。酒で言ったらどぶろくみたいな。ハナっからこういうレベルは正直つらかった。