テレプシコーラ

割りと抜けなく読んでるんですが、今回、最後まで読んだら呆然としてしまった。
テレプシコーラ」とはバレエをやってる女の子が主人公のマンガで、ダ・ヴィンチで連載されています。山岸涼子作、という時点で幸薄くなりますね。主人公には姉がいて、姉は優等生バレリーナ(中学生)だったんだけど、あるとき舞台ですべって怪我して、入院したらば医師が「バレエ」と「バレーボール」を間違えておおざっぱに手術してしまってえらいことになってると。で、いろいろねちねちどろどろあって、今回その姉がビルから飛び降りたらしいよってことで学校に行ってる(中学生)妹のところに連絡が入って病院に向かうぞと、そこで続きです。私がまとめると情緒もへったくれもないあらすじですな。
山岸涼子だったらこの自殺は未遂で終わりそうで恐いです。まるで喜劇のような悲劇です。子供ながらにバレエに命かけてた姉が、山岸マンガにて死にきれなかった場合を想像したら背筋が冷たくなりました。絶対二度読みしたくない。単行本買って家に置いておきたくない。こわいっていうかヘコむ。