いじめについて

いじめのニュースが連日報道されて、それで焦点になっているのが1.いじめをなくすことができるか、2.いじめにあわないようにするには、の二点のように見える。
1のいじめを無くすこと、これはケースバイケースで対処するしかない。だから「○○をすればいじめは無くなる」とはいえない。でも、おおざっぱなことを言えば、外に敵を作れば内々で結束は高まるわけで、つまりクラスの外(学校の外)に仮想敵を想定できたらある程度のいじめは無くなるはずだ。無理だろうな。
2のいじめにあわないようにするには、というのも難しい。いじめの萌芽は社会人となりそれぞれ職場に入って未だ尚、あちらこちらで目にする状況だもんな。私は基本的に誰ともつるまないようにしてるけど、それでも時々(言ってくる人の男女を問わず)こそこそっと誰かほかの人の陰口を告げられて、背筋がすっと冷えるよ。他人をけなしてストレス解消する人はどこにでもいて、どんなきっかけがもとで「いじめ」に発展するかわからないからこわいよ。人との付き合いがある場所で「100%いじめにあわないようにする」なんて絶対無理だと思う。つーか私にはできない。とにかく、いついじめにあってもいいように、もしいじめにあったら会社を辞める前にそいつを(陰で)殴るくらいのテンションを持てるくらいの気力は残そう、くらいかな。歯切れが悪いなー。
学生時分にいじめにあって何がつらいかって、逃げ場がないことだよね。学校と家庭と、あと塾くらいか、自分が所属する場所がないのがつらい。だから、本当はそういう小さな時から、日常とかけ離れた場所でのコミュニティに所属して且つそこで自分を認めてもらえることが大事だ。ネットでもいいんだけど、できればオフラインで、いろいろな年齢層のいる集団に入って、自分の立ち位置を確認できれば一番いいと思う。そこが逃げ場所になり得る。
いじめの何がいやかって、尻馬にのるやつらの存在だね。福岡の自殺事件でも出てきた「先生がやったから僕らもやった」みたいな糞袋どものことだ。牛の尻に群がるハエみたいな奴だよ。とにかく、いじめられたら記録をとったらいいよ。ストーカーとかでもやられたことを書き留めるんだし、いじめだって時系列に沿ってやられたことをかきとめておけば後々民事で勝てるんじゃん?
子供はとくに、今いるその場所しか知識として無いわけで、そこに居られなくなったらもう、どこにも行く場所がないと思いがちだよ。大人でもそういう人いるけど。とにかく、ここではないどこか(グレイか?)が必ず自分を受け入れてくれる、ってことを周りが教えないと駄目だ。逃げるにしても、どこに逃げたらいいかわからないんだと思うよ。