携帯小説

恋空とか、DeepLoveとか、せかちゅーは携帯小説?あの手の自慰系小説を読んで「感動した」という女子高生・中学生の感覚が、わからなくもない。私がもし今あの辺の世代だったら、読んで泣いたりしてたかもしれない。
恋空とか読んだことないけど、雰囲気的に、ネットのドリーム小説みたいなもんかな、くらいの印象だけど。ぜんぶ会話で進んでいって、すぐ人が死ぬイメージかな。「死」とか「性的暴行」とか、人の人生の中でかなりのインパクトを持つようなキーワードが出てきて、その言葉のイメージに陶酔して妄想してるんだと思う。かわいそうな自分、というイメージも好きなんだろう。論理性は要らないんだよね、あくまで雰囲気が大事なんだよね。物語の整合性なんて気にしないんだよね、わかりやすい事象から導き出される悲劇性に酔いたいだけなんだよね。
10代の女子の金が携帯小説分野に流れたから、商業的に成功したんだと思いたい。あの子達は小説が面白くて読んでるんじゃなくって、自分が大好きだから、主人公に自分の姿を当てはめてオナってるだけなんだよ。彼女たちが次に手に取るのはバイブだな。

携帯代が高いのが問題なんじゃない?携帯って依存性が高いんじゃない?金がすべてを解決すんじゃない?どうだっていいさ。とりあえず私はこれからプリズンホテル(中古で100円だった)を読みながら風呂に入ることにしたのだった。すいー(略)

追加。スラップスティック小説だと思えば携帯小説を愛せるよ!